画塾連盟とは

●理念
美術指導についての主義主張を統一するのではなく、いろいろな考え方や指導方法を認め合いながら子どもたちの心のありように近づき、彼らの美術表現への望ましい関わり方を探ろうとするのを基本にしている。

●沿革
1978年7月6日、当時東京芸術大学教授であった桑原実氏の提唱によって、幼児から高校生までを対象とした画塾の指導者の指導研修、経営研究、情報交換、親睦を目的として設立された。発足当初は桑原委員長をはじめ、副委員長・事務局長には学校関係諸氏が就任し、ぺんてる株式会社の協力で1981年まで6回の研修会を開催した。

桑原実氏の逝去にともない、組織を改組し1982年7月4日の総会において規約を採択、会費制を導入し、画塾の指導者が自主的に運営する独立した団体として、五十嵐昭日子氏が委員長となり、再出発した。設立20周年を経たのを機会に、従来の委員長、副委員長、委員という縦の組織を改め、運営プロジェクト、研修プロジェクトのプロジェクトチームによって、横の連携を強くした活動を目指すことにした。
2年間の移行準備期間を置いて2001年度の総会で規約を改正し、プロジェクト制による役員構成が発足。現在、全国に約90名前後の会員を抱える。

●活動内容
実技講習会、講演会、自由討論 など年間数回の研修会を開催しております。
(2010年6月27日第118回研修会開催)

●これまでの活動(抜粋)

1988年
11月27日
東京・青山の「こどもの城円形劇場」で設立10周年記念講演とシンポジウムを開催。
・記念誌「10年のあゆみ」発行。
・講演 秋山ちえ子氏「この頃思うこと」
・シンポジウム 21世紀を創る子どもたち「そこに子どもたちがいる」
1997年 フランスにおける日本年公式行事の「南フランス文化交流会の旅」に参加。 
・マルセーユ総領事館表敬訪問
・マルセーユ高齢者施設訪問
・ニース市長表敬訪問
・エズのホテル「キャップエステル」で文化交流フェスティバル開催 
・エズ小学校授業参観
・パリ日本文化会館館長表敬訪問
1998年
10月28日
〜11月1日
創立20周年記念展開催。
・「日本・フランス 子どもたちのアート」
 (東京・銀座 MSBサロン/ギャラリー銀座)
2008年
5月5日
〜10日
設立30周年記念展開催とイベント
・銀座地球堂ギャラリー「アートなこいのぼり」×「カードのオブジェ」
・銀座柳まつりパレード、スケッチ広場参加
2013年
2月14日
〜19日
設立35周年記念展開催とイベント
・ART&LOVE TOKYO 2013(ポストカード展、銀座ギャラリーG2)

●今後の課題
少子化問題、学力低下の懸念、学校での図工・美術の現状など、子どもたちをめぐる状況には不透明な部分が少なくない。心と手を働かせて絵を描き、物を作る創作活動を子どもたちに出会わせる機会を作るために何をすればよいのか、改めて考える必要があるのではなかろうか。

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